こんにちは! ブログ担当の渡邊です。
早いもので6月…もうすぐ梅雨入りでしょうか。
先日義理の実家での田植えが終わったのですが、これから稲刈りまでの間、天候に恵まれることを願うばかりです。(近年は酷暑に水害、ウンカの大量発生などでなかなか大変です…)
「ウンカってなぁに?」と思われたかたに、ワンポイント知識。
ウンカは田んぼの害虫ナンバーワンと言われる(ウンカからしたら心外な通り名でしょうが)、姿はセミに似た体長5mm程度の昆虫です。稲の葉や茎から汁を吸って稲を枯らしてしまうので、米農家からしたら本当に怖い虫なんです。
ウンカの名前の由来をいろいろ調べてみたところ、昔々ウンカが大量に飛来してきたときの様子が「蚊」が「雲」のように広がっているように見えたことから「ウンカ」と呼ばれるようになったそうです。雲のように広がる虫の大群…凄まじいですね。
江戸時代にはウンカの大量飛来でお米が収穫できず、大飢饉になってしまったこともあったとか。
お米が食べられるって…本当にありがたいことです。
さて、理科っぽいお話をしたところで、弊社の科学実験サービス「かがくあそび」に新しく仲間入りしたべったりんのご紹介をさせてください♪
べったりんは、びよ~んと伸びたり、丸めてテーブルに落とせばボヨンボヨンと弾んだりする不思議な物体!
その正体は、洗濯のりにほう砂溶液を加え、混ぜ混ぜこねこねして出来上がるスライムです。
どうして洗濯のりにほう砂溶液を加えたらスライムになるのか?
ここで少しだけ解説します!
日常生活で馴染み深い洗濯のりにはPVA(ポリビニルアルコール)という物質が含まれています。このPVAは「高分子構造」をしていまして、長い鎖がたくさん集まったような形状をしています。
「高分子」というのは、「多くの原子が共有結合でつながった大きな分子」のこと。
この構造にほう砂が加わると、鎖と鎖に橋を架けるような役割を果たし、水の分子を取り込んだ網目状の構造に変化。網目に水分が取り込まれるため、プヨプヨした感触のスライムになるというわけです。
とまあ、難しいことを書きましたが…
洗濯のりとほう砂と水をレシピ通りに混ぜ合わせればスライムは作れます!夏休みの自由研究にもおすすめ!
大人でも難しい高分子構造云々を読み聞かせで子どもたちに理解してもらうのはとてつもなく困難ですが、この実験なら楽しく学ぶことができます。
やっぱり、「自分でやってみる」というプロセスがとても大事。
べったりんの実験では、水の計量に始まり、材料を混ぜ合わせてスライム状になるまでひたすらこねて丸めるといった手や指を使う作業がたくさんあります。自分自身で作ってみて、「スライムってこんな材料でできるんだ!」「これくらい混ぜたら固まるんだね!」と実際に体験してみることで、より深く学びをインプットできます。
水の量り取りをしている子どもたち。真剣な眼差しが可愛い♪
頑張ってこねて、ようやく固まったべったりんにこの笑顔☆
また、子どもたちの創造性を育むことができるのも、かがくあそびの良いところ!
思い思いに絵具やラメを混ぜたカラフルべったりんやキラキラべったりん、砂鉄を混ぜた磁性べったりんと、オリジナリティに富んだべったりんを作って遊べますよ。子どもたちがどんなべったりんを作るか楽しみですね!
下の画像は磁石に引っ張られて、ニョキっと角が生える磁性べったりんです。
べったりん作りに必要な材料・道具・マニュアルDVDをすべてセットにして貸し出しを行っておりますので、先生方のお手を煩わせることなく実験を楽しんでいただけます。
導入に際してご不安なこと、ご不明なことなどありましたら、ぜひ弊社までお問い合わせいただければと思います。
これから雨の日が多くなり、もしかしたら園庭で遊べない日が続くかもしれません。
室内で手軽に楽しめるかがくあそび、ぜひご検討いただけましたら幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!