こんにちは! ブログ担当の渡邊です。
いよいよ夏休みが近づいてきまして、音楽フェスに出掛けるかたもいらっしゃるんじゃないかな~と思う今日この頃なんですけども…
フェスといえばバンド。バンドといえば、はい!ギターですよね!(無理やり感)
今日はギターのお供、「カポタスト」についてお話したいと思います。
…かなりどうでもいい話を挟みますが、カポタストとカタパルトって似ていませんか? 「分かる!」と思ってくださったかた、子どもの頃ガ〇ダムお好きでした?(笑)
さて、この何とも可愛らしい響きのカポタスト…どのように使うかご存知ですか?
カポタストはギターのキーを変換するために使用する道具です。
こんなふうにフレットと平行にして挟むだけ。扱い方は簡単ですね。
「キーを変換するってどういうこと?」と思われるかたもいらっしゃると思うのですが、ギターには弾きやすいキーと、弾きにくいキーがあります。
例えば、初心者が躓きやすいといわれる「Fコード」!
これは本当に難関で、指南書を見ても押さえ方がさっぱり分からないし、私の短い指は攣りそうになりました。一本の指で複数のコードを押さえることをバレー(またはセーハ)と呼ぶそうなのですが、このバレーコード…もう訳が分かりません(涙)。ギターを弾ける人を心から尊敬します。
カポタストがバレーの役割(複数の弦を押さえていてくれる)をしてくれるため、押さえやすいコードに変換でき、弾きやすくなるというわけですね。
ほかにも、アコースティックギター特有のフレットの押さえ辛さを軽減してくれるなど、いろんな役目を果たしてくれるのです。何という神アイテム。
まあ、私は前述のとおり、コードが難し過ぎてカポタストを使う前に挫折してしまいましたが…。
アヴリル・ラヴィーンの曲を弾きたくて練習しようと意気込んだものの、無謀でしたね(笑)
そうそう、ギターで挫折したよという同士の皆さん、三線は弾きやすいですよ!
こんな私でも『涙そうそう』と『風になりたい』は弾けるようになりましたので!
楽器デビューにとてもおすすめです!
で、三線ではないのですが、実は三味線にもカポタストがあります。
こちらです!
こちらは三味線版のカポタストで、「かせ」といいます。
ギターのカポタストは音を高く保つために使用しますが、かせは音を上げるだけではなく、好みの「さわり」に調整するためにも使われます。
「さわり」とは、三味線独特のビリビリ・ビィーーン!と響く音のこと。三味線の弦をバチで弾いたときに「ビーン!」と鳴るあれです。
かせのアジャスターを回すことで、簡単にちょうどいいさわりをつけることが可能になるというわけですね。かっこいい音を響かせたい!というかたにはおすすめしたい道具です。
弊社が使用しているのは、修理とメンテナンスでお世話になっている職人さんのオリジナル商品のかせです。ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください♪
ギターは挫折したものの、楽器のメンテナンスは心をこめて行っております!
仕組みを知るためにたくさん練習してほんのちょっと弾けるようになったからか、私は三線のメンテナンスが一番得意です。
皆さまのお手元に届く楽器は我々メンテナンススタッフ一同、しっかり検品や清掃を行っておりますので、どうぞご安心して演奏をお楽しみください。もし不具合が生じた場合は、交換対応をさせていただきますので、お手数をおかけしますがすぐにご連絡くださいませ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!