こんにちは! ブログ担当の渡邊です。
年末ですね~。しかも今日はクリスマス! 皆さま、いかがお過ごしですか?
メンテナンスの我々は、クリスマスでも関係なく相変わらず慌ただしくメンテナンスを行っております。超繁忙期です。
なぜかというと、年始早々に音楽授業を開始する学校さんもありますので、いつでもご希望の日にちに発送できるよう、年末年始休業の前にある程度の楽器の点検やメンテナンスを完了させて発送の手配をしておくのです。
特に毎年の年末年始休業期間の前後は、お箏や三線、三味線などの和楽器がよく出ます。昨年も年末はひたすら三味線のメンテナンスをしていた記憶があります。今年も三味線のメンテナンスに励んでおります(笑)
ここで皆さんに見ていただきたい画像があります!
こちらなんですが、東日本配送センターの和楽器職人さんが三味線の「駒」を制作しているところです。
三味線の駒はいろいろな種類があるのですが(竹とか象牙とか…)、弊社では初心者の方にも扱いやすいプラスチックのものを使用しております。
画像の作業は、弦が乗る溝を掘っているところ。これが本当に細かい作業でして…!
三味線の駒は、三線の駒(三線の駒は「ウマ」とも言います)と少し形状が異なっていまして、横に長くて薄いんです。こうして比べてみると一目瞭然! 小さい方が三線のウマ、大きい方が三味線の駒です。
横から見ても厚みの違いがお分かりいただけるかと思います。そもそも三味線と三線は本体の大きさ自体が全く違います。三味線の大きさでしたら、三線の駒(ウマ)サイズだと弦を支えることができない感じはしますね。
三味線の駒はとても薄いので、割れやすいのが玉に瑕…。メンテナンスの際には、駒に割れや亀裂がないかもしっかりと確認します。以前までは駒専用の和紙ケースに入れていたのですが、頑丈な和紙でもだんだん劣化して破れてしまいますので、今は丈夫なプラケースに指掛けも一緒に入れて発送しております。
今まで見ていただきました通り、三味線の駒は非常に欠けやすいので破片で怪我をしてしまわないよう、お取り扱いには十分にご注意いただければ幸いです。
個人的に…あくまで私の主観なんですが、「三味線って故障しやすくて繊細だな~」と…。駒だけでなく演奏で使用するバチも欠けやすいですし、胴皮はバチが刺さって破れることも。三つ折れの棹は、やはり三線の棹に比べて亀裂が入りやすい印象があります。手はかかるんですけども、その分音色はかっこよくて最高です♪
皆さんにもぜひ三味線の音色の魅力をご体験いただけたらと思います。繊細な楽器ですのでお取り扱いはどうぞ優しく…! 何卒よろしくお願いいたします…!
また、今回が今年最後の記事になります。
本年も弊社サービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
来年も引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
また、受験生の皆さんは共通テストや受験を控え、とても大変で大切な時期かと思います。
インフルエンザやマイコプラズマ肺炎等が流行っております。保護者の方々共に、くれぐれもお身体にはお気をつけくださいませ。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。