こんにちは! ブログ担当の渡邊です。
早2月ですね…。もうひと月が終わってしまいました。
年明け一発目のブログで初詣の画像を載せようなどと思っていたのですが、ちょっと時期を逸してしまいました。でもせっかくなので載せます(笑)
高さ12メートルのとても大きな熊手です。熊手は「福をかき寄せる」という意味合いがある縁起物。このブログを読んでくださっている皆さんにたくさんの福が訪れるよう願っております!
ちなみにおみくじは久々の大吉でした。ここ数年大吉を引いたことがなかったんですけど…。今年は良いことが起こりそうですね!楽しみです!
さて、今回は現在弊社で人気急上昇中の楽器「ウクレレ」をご紹介したいと思います。
コロンとしたフォルムが可愛らしいウクレレ。指で弾くとポロンポロンとこれまた可愛らしい音が鳴る楽器です。
ウクレレと聞くと、ハワイを連想するかたが多いかなと思います。ビーチでムームーを着た女性がにっこり微笑んでウクレレを弾く…みたいな。
なので少し意外なのですが、ウクレレのルーツはポルトガルにあります。ハワイに移住してきたポルトガル人が持ってきた小型楽器(マシェーテ、ブラギーニョなど諸説あり)が、ハワイで独自の改良を重ねて現在のような形になったと言われています。今はハワイアンミュージックに無くてはならない楽器ですよね。
ウクレレの名前の由来もユニークです。ウクレレはハワイの言葉で「飛び跳ねる蚤(ノミ)」という意味。「楽器に蚤!?」って思いませんか? 私は思いました(笑)
この名前の由来も諸説あるそうで、当時のハワイの王様・カラカウア王の側近だった元イギリスの軍人さんの愛称から取った、というのがまず1つ。小柄で機敏に動く人だったため、その様子から「ウクレレ(飛び跳ねる蚤)」とあだ名されるようになり、彼が弾いていた楽器のこともウクレレと呼ぶようになったそうです。(どんなあだ名のつけ方?と思わなくもない…)
この側近さんがカラカウア王にウクレレの演奏技法を教えたと伝えられています。
2つめは、ウクレレを演奏するときの指の動きから取った、という説。速弾きする指の動きが、飛び跳ねる蚤を連想させたことから由来になったとも言われています。
3つめは、ハワイの言葉のUKU(贈り物)+LELE(やってくる)→これをくっつけてUKULELE(ウクレレ)になった、という説。音楽を愛した女王様が「ポルトガルからやってきた素晴らしい贈り物」との気持ちを込めて、ウクレレと呼ぶようになったという説もあります。
皆さんはどの説が好きですか? 私は3つめの説が好きですね。「贈り物」なんて意味がある楽器、素敵じゃないですか!このスペルはもう絶対忘れない自信があります。
ウクレレはとても軽くて持ち運びしやすいため、楽器初心者さんにとてもおすすめです。
6弦あるギターは挫折してしまったけど、4弦しかないウクレレは弾きやすいと感じる人も多いらしく、楽器を全く触ったことがないという生徒さんたちにも扱いやすいかと思います。ナイロン弦のため、チューニングもしやすいですね。
アコースティックギターには金属弦を使用しているのですが、金属弦は少々切れやすいためやや扱いが難しいかもしれません。我々メンテナンスのスタッフも、最初はおっかなびっくり弦交換をしていました。というのも、とにかく1弦が切れやすい…! チューニングのために弦を張っていたら、ブチンと切れてびっくりするパターンが多いです(笑) 慣れれば全然問題ないんですけどね。
ペグの巻き方もちょっと特殊です。と言いますのも、ヴァイオリンやギターなどの弦楽器は巻く方向が一定で分かりやすいのですが、ウクレレは1・2弦、3・4弦で異なります。弦を張るとき(音を高くしたいとき)に3・4弦は手前から奥へ巻いていきますが、1・2弦は奥から手前に巻いていきます。これをついついギターと同じ感覚でやってしまうと、「あれ? 何で音が下がってるんだ?」となるわけです。(はい、経験者です)
ウクレレはチューニングが狂いやすい楽器です。
それは何故か? 木製の楽器だからです。
木製の楽器は湿度や温度の影響を受けて、木が水分を吸って膨張したり、乾燥して縮んだりすることがあります。三線もそうですね。三線を梅雨の時期にメンテナンスすると、ぴったり合っていたはずのカラクイ(糸巻き)が糸倉の穴に入らないことがあります。これはまさに梅雨の湿気を木が吸ってしまって膨張しているから。この時期の三線のメンテナンスはなかなか苦戦します…。
弦も湿度や温度で伸びたり縮んだりしますので、そのふたつの原因からチューニングの狂いが発生してしまいます。ですが、ウクレレは調弦しやすい楽器でもありますので、どうぞご安心いただけたらと思います。オプションでクリップチューナーの貸し出しも行っております。
上の画像はフレットをやすりで滑らかにしているところ。
たまにフレットが側面からはみ出て、触ったときに違和感が生じてしまうことがあります。
生徒さんが演奏するときに危なくないよう、このようなメンテナンスも行っています。
ほかにもペグがスムーズに回るか? 弦は傷んでいないか? 本体に傷や凹み、弾いたときに異音はないか?などのチェックをしております。
ウクレレは本当に音が可愛いです。癒し系です。
ギターはコードがとにかく複雑で大変なのですが、ウクレレは簡単なコードがたくさんあって演奏しやすいですね。ギターはギターでもちろん素晴らしいんですよ…! 難しいコードを押さえられるようになったら達成感もありますし。
コンパクトなので、手のひらが小さい女性やお子さんたちでも楽しく弾くことができると思います。
ウクレレにご興味ございましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました!